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ツアーミュージシャン症候群

「純子さん、今度一緒にやろう」と声をかけられて、
ツアーを同行して回っても、いつもあまりいい状況ではなかった。
唯一「素敵な人」と思ったのは及川恒平さんです。

「純子さんは道東は回ってるの?」と聞かれ、
「今度羅臼に呼んでもらえそうです」と答えると、
「なら丁度いい。その時に一緒に釧路を回ろうよ」と言ってくれた。
丁度いい、はね。。。札幌の町から羅臼の途中に釧路が位置します^^

初めての釧路の町はもちろん私は知り合いもなく、
お店いっぱいのお客様は全て恒平さんのファンの方です。
「純子さん、今日は及川恒平、原口純子のジョイントライブだからね、何も遠慮しなくていいから。
純子さんの出番の前に僕、純子さんを少し紹介していいかな?」と言ってステージに向かう恒平さん。
「僕は来週六文銭で釧路なんだけど、どうしてわざわざ一週間早く釧路に戻って来たかと言うと、
今夜は釧路の皆にどうしても原口純子を聴いてもらいたかったからなんだよ」と紹介してくれて、
「純子さん、どうぞ」と言われた後のことは全く覚えていない。
何を歌ったのか?何を喋ったのか??とにかく・・・頭の中が真っ白だった。

「大分のライブ、お客さんが少なくてごめんなさい」と言う私に、
「充分なんですよ、繋がりが出来たら嬉しい、僕らそうじゃないですか^^」
とさかもとふみや氏が言う。
「それに僕がいなくても純子さん一人で充分なのにギャラも半分半分でこちらが申し訳ない」と。

あの夜もそうだったな。
「恒平さん、私ここで歌えた事が幸せで、お客さんも呼べなくてギャラとか頂けません」と言う私に、
「小室はね、こうやってギャラを分けるんだよ」ってトランプを配るように、
私の前に、自分の前にとお札を配った。

中津、大分とふみやさんとのツアーが終わりました。
楽しい時間でした。
来て下さった方々、お世話いただいた方々、お店の方々。。。
感謝しています、ありがとうございました。

帰りしな、霧で高速道路が通行止になり国道を走る新門司までの道のりでふみやさんは、
「ここでも歌えるよ」「この店も僕の名前だして連絡してみて」って、
親切に私が行った事のない町のお店を教えてくれる。
少しだけツアーミュージシャンシンドロームを克服できそうな、
そんな予感がしたのでした^^