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甲原安氏

歌い始めの2月11日大分に戻ったら行きたい場所があった。
15年ほど前の事、甲原さん主催の「バリアフリーコンサート」に出演した。
呼ばれたのはタケさんと、私はサポートに陽介君が居てくれた。

そこで甲原氏と知り合ってその後奥様と大分のライブは必ずと言っていい位来てくれていた。
3年前のkimiさん主催の大分「SCENE」の際も奥様といらして、
「純子さん、ウチがねそこの階段下りたらすぐなんよ。今度はウチに飲みに来てよ」
と言ってくれた。

「あ、では時間見て是非」と答えた。
丁度その頃「純子さん、ウチに来てとか泊まってとか言われてもあまり甘えない方がいいですよ」
と言われたばかりだった事もあってね、私は図々しいのは控えよう、なんて時だったのね。

昨年の7月夢来のやっちゃんの企画で「SCENE」二度目のライブがありその時は甲原氏は娘さんと来てくれて、
「純子さん、ホント家がすぐそばやから遠慮せんで飲みに来てな」って言ってくれた。

今年、年が明けて奥さんの千秋さんから年賀のお返しが届いた。
そこには甲原氏が8月9日に亡くなったので新年の挨拶は控えさせていただきました、とある。

そんな・・・。
やっちゃんに電話をかけた。
「なんえ!全然知らんよ。甲原先生7月の時娘さんと来てくれちょったやん」と言う。
それで自宅を知ってると言うやっちゃんに2月11日店入りの前に連れて行ってもらう事にした。
「時々な仕事で甲原先生の自宅に行きよったんよ。先生のアトリエがあってそこで珈琲を飲ませてもらってな」
そんな話を聞きながら甲原氏の家に向かう。

千秋さんがいらして、ご焼香させてもらった。
「8月8日に二人で映画を観に行って、それから夕焼けが見たいって言って公園に行って普通に夕飯を食べて、
アトリエで絵を描くって言うんで私もアトリエでテレビを見てたんです。そしたら頭が痛いと倒れて救急車呼んだんですが」
「アトリエ、主人が亡くなってそのままなんですけど、見ます?」と案内してくれた。
「主人、喜んでると思います。純子さんの大ファンだったから。ほらここにチラシ貼ってるでしょ」と指差した。
それから自慢の手作りの真空管のステレオ、と言うのを見せてもらうと、
そこに私のCDがあった。

「主人ね、このテーブルで純子さんと飲みたいってよく言ってたんですよ」
と聞いて、胸が熱くなる。
有り難いな、こんな私なんかに・・・。

2月11日「おおいし」のライブ、アンコールを貰って最後の曲は。。
甲原さんに、きっとそこで聴いてくれているだろう甲原さんに歌った。

♪逢いたい気持ちで 心がまたいっぱいになる

ありがとう。
心よりご冥福をお祈りいたします。