消えた最後の独り言

昨年の12月8日「独り言」が消えた瞬間に私は実家で一人ちょうど長い文章を書いていた。
その事も、そしてそれを慌てて保存した事も実はすっかり忘れていて、昨日ガンの転移を告知された母の様子を見ていて突然思い出した。

平然として、死ぬ事に対してなんのためらいもないかのように見えた母。

私も何となく「死」について長々と書いちゃったものだから、いきなり「独り言」が消えて(と言うかホームページ自体が消えてしまって)これは人目につかなくていいものだったんだろうな?と勝手に思い込んで、
そして昨日この事を思い出した事は、ここにこうして載せてあげないといけない、なんて勝手に思ったり(笑)

それで、ゴメンね。
昨年11月母が大ケガをして入院した連絡を受けて、それでもツアーでなかなか別府に戻れなくてやっと戻った夜の「消えてしまった独り言」の最後の最後の書き込みを。

* * *

ところで、
上海から戻る日に飛行機が堕ちる夢を見た。
母の事が心配だったせいもあるのかな?

昔読んだ村上龍の本に「自分がいつどうやって死ぬのかが不安で、いつもそればかりを考えてる女」のくだりがあった。
私は死ぬ間際、まだ死にたくないと思うんかな?
それとも黒田官兵衛みたいに「なにもやり残した事がない」なんて思うのかな?(笑)
なんて考えた事がある。

どんどんと急降下する飛行機の中、
夢の中の私はノートを取り出してお礼の言葉を書き残そうとしていた。
「しお、ありがとね。
なず、ありがとね。
わしゃ、しおの事お願いね」と家族に。
そして目を閉じて北の方からみんなのひとりひとりの顔が瞼の裏に浮かぶ。
「千葉さん、千葉さんの身体を心配してたのに私の方が先だなんてね。
まぁちゃん、もう一度逢いたかったなぁ」
なんて、みんなの笑った顔を思い浮かべながら思いついた一言を書いていたら、
広島辺りまで来て「あー、もう時間がない!沖縄や上海まで書けない」と焦る。
書き始めたんだから、ひとりひとり最後まで書きたかったな、と思う。
そして「本当にみんなに良くしてもらったなぁ、楽しかったなぁ」なんて思って涙が溢れて。。。
飛行機はさらに急降下、もう字も書けない!!ってなって静かに目を閉じた。

そんな夢で目が覚めた。
私は、死ぬ瞬間は「幸せだった」と思いながら死ぬんだな、と確信した(笑)
いつ、何処で、どんな風に死んでしまうかは誰にもわからない。
これはみんな同じで、自ら死を選ぶ人を除けばだけど。
そしてその瞬間夢の中の私みたいに、みんなに「ありがとう」と書き残せるか、なんてわからない。
だから、
こんな夢を見たついでに、って言い方も間違ってるけど。。。

今日、書き残しておきましょう。
「ありがとう」を伝えさせて下さいね。
「出逢ってくれて、沢山優しくしてもらった。
一緒にいっぱい笑ったね。。。
私は幸せです。本当にありがとう」


* * *

今年に入って、昨年頂いたみんなの笑顔に感謝の気持ちを届けたくて純徹に送った。
あんまり沢山でyotaりんには申し訳なかったけど(笑)

それって、ふと思いついた事だと思ったんだけど、実は年末から繋がってた事だったんだ?

そして昨日の母の潔さみたいな姿を見て、再確認出来たような気がしてます(笑)